家庭学習と連動した授業モデルの提案 : 「協働的な学び」を通した「個別最適な学び」の実現を目指して

書誌事項

タイトル別名
  • Proposal of a Lesson Model Linked to Home Study : Realizing Individualized and Optimized Learning through Collaborative Learning
  • カテイ ガクシュウ ト レンドウ シタ ジュギョウ モデル ノ テイアン : 「 キョウドウテキ ナ マナビ 」 オ トオシタ 「 コベツ サイテキ ナ マナビ 」 ノ ジツゲン オ メザシテ

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抄録

本研究の目的は,児童が自立的な学び手となるためには,家庭学習と,それを活用した授業が有効であることを示し,家庭学習と連動した授業モデルを提案することである。その方法として,家庭学習については,全国学力・学習状況協調査の分析や種々の先行研究及び中央教育審議会答申(文部科学省,2021)からその重要性についてまとめ,個別最適な学びを実現するために,家庭学習が有効であることを明らかにする。さらに,家庭学習と連動した授業の在り方については,アクティブラーニング型反転授業の理論を基に,協働的な学びを実現する授業モデルを構築する。その結果,家庭学習と授業とを連続させた授業モデルを提案することができた。これにより,児童は学習が家庭と学校の双方で役立つことを実感することができ,次の学習への意欲となると考えられる。また,このように家庭と学校で学習のサイクルを回していくことにより,いずれの場においても,児童は自立的に学習に取り組むことができるようになることが期待できる。

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