『海辺の彼女たち』と『僕の帰る場所』

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書誌事項

タイトル別名
  • Along the Sea and Passage of Life
  • The intersection of two films and language education
  • 2つの映画作品と言語教育の交差する場

抄録

本稿は,2022年1月29日(土)に言語文化教育研究学会の特別企画として開催された「『海辺の彼女たち』と『僕の帰る場所』―2つの映画作品と言語教育の交差する場」(オンライン)を文字化したものである。本企画では,「ことば」と「越境」をテーマに,『海辺の彼女たち』と『僕の帰る場所』の二つの映画作品のプロデューサーの渡邉一孝氏と監督の藤元明緒氏のお2人にご登壇いただいた。『僕の帰る場所』は,幼い兄弟をもつミャンマー人の家族の日本での生活とミャンマーでの生活を6歳の少年(兄)に寄り添って描いた作品,『海辺の彼女たち』は,不安定な立場で働くベトナム人の元技能実習生3人の外国人女性労働者たちを通して,彼女たちの寄る辺ない孤独をリアリズムあふれる手法で描いた作品である。どちらの作品も,言語文化を越境して生きる人間たちの普遍的な実存の問題を描き出す映画作品であり,作り手たちの動機は,言語文化教育に携わる者たちの問題意識にも重なるものである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013474491414016
  • DOI
    10.14960/gbkkg.20.390
  • ISSN
    21889600
    21887802
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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