偶発的に発見された第4脳室Central neurocytomaの1例

DOI
  • 谷口 秀和
    四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科
  • 小山 広士
    四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科
  • 板東 康司
    徳島大学病院脳神経外科
  • 萩野 寛隆
    四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科
  • 大北 真哉
    四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科
  • 夫 敬憲
    四国こどもとおとなの医療センター脳神経外科 土佐希望の家医療福祉センター

書誌事項

タイトル別名
  • Incidental discovery of a central neurocytoma in the fourth ventricle: A case report

この論文をさがす

抄録

<p>13歳女児.頭部外傷精査の頭部CTにて第4脳室内腫瘍を指摘され,当科受診した.受診時,意識清明で神経学的脱落所見は認めなかった.頭部CTでは,第4脳室内に2 cm大の石灰化を伴う腫瘍を認めたが水頭症は認めなかった.頭部MRIでは,FLAIR, T2WIで高信号,T1WIで等信号を呈し造影効果は認めなかった.Epedymomaと診断し開頭腫瘍摘出術を施行したが,病理組織診断はCentral neurocytomaであった.第4脳室のCentral neurocytomaはまれだが,鑑別診断として考慮するべきである.</p>

収録刊行物

  • 小児の脳神経

    小児の脳神経 47 (4), 401-406, 2022

    一般社団法人 日本小児神経外科学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ