授業を超えたPBLの展開 : コロナ禍における獣害プロジェクトに関する実践報告

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書誌事項

タイトル別名
  • Project-Based Learning over a Class Coursework: A Report on a Practical Project for Agricultural Damage Caused by Wild Animals during the Pandemic of COVID-19
  • ジュギョウ ヲ コエタ PBL ノ テンカイ コロナカ ニ オケル ジュウガイ プロジェクト ニ カンスル ジッセン ホウコク

抄録

近年、野生動物によって引き起こされる獣害が日本各地で大きな社会問題となっている。筆者らは、2019年度に大阪大学で開講されたProject-Based Learning(PBL)1)型授業「フィールド・プロジェクト2)」で、獣害が深刻な滋賀県高島市のX地区周辺で課題解決に取り組んだ。授業は解決策の提案をもって終了したが、提案の改善を重ねて実装に繋げるという過程で実践力を身につけたいという思いから、授業担当教員および地域住民(課題提供者)の協力を得て、PBL形式での学びを継続することにした。新型コロナウイルス感染症拡大によって計画の変更を余儀なくされることもあったが、状況に適応して実現可能なことに着手し、活動を展開した。本活動はPBLを授業だけに留めず、授業終了後も学習目標を掲げ、課題解決に向けて実装に取り組もうとした点で、PBLの継続性に示唆を与え得る事例である。

収録刊行物

  • Co* Design NOTE

    Co* Design NOTE 1 1-14, 2023-02-14

    大阪大学COデザインセンター

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013706734655616
  • DOI
    10.18910/90023
  • HANDLE
    11094/90023
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • KAKEN

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