視覚障害関連授業における用語認知度の推移

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  • Changes in recognition of terms related to visual impairment

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本研究では,授業科目「視覚障害者の心理・生理・病理」受講初回における用語の認知度の経年変化について検討を行った。調査項目は「盲,弱視,ロービジョン」など状態を表すもの,「ランドルト環,暗順応,視認性」など視知覚に関するもの,「拡大読書器,クロックポジション,墨字」 など視覚障害教育の場では親和性の高いもの,「ICF,障害者差別解消法」など障害全般に関するもの,20~30項目である。回答は「知らない/言葉は聞いたことがある/多少知っている」の3択とした。 その結果,比較的安定して認知度が高いものは「盲,弱視,点字ブロック,白杖,拡大教科書,ユニバー サルデザイン」,認知度が低いものは「グレア・羞明,眼振,ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」,認知度が上昇傾向にあったのは「墨字,DAISY 図書,視認性,拡大読書器,クロックポジション,障害者差別解消法,アシスティブ・テクノロジー,DO-IT Japan」,下降傾向が見られたのは「暗順応・ 明順応,触地図,ICF」であった。考察ではこれらの特徴の背景について言及する。

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