介護福祉士が行うリフレクションの構造に関する研究――リフレクティブな介護福祉士の語りに基づいて――

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the structure of reflecting on certified care workers’ self-practice: Focus on their narrative
  • カイゴ フクシシ ガ オコナウ リフレクション ノ コウゾウ ニ カンスル ケンキュウ : リフレクティブ ナ カイゴ フクシシ ノ カタリ ニ モトズイテ

この論文をさがす

説明

<p>[目的]介護福祉士が行うリフレクションの構造を明らかにすることを目的とする.[方法]研究対象者9名への個別インタビューによって得たデータをKrippendorffの内容分析を用いて分析した.[結果]リフレクションに関連するデータ1100記録単位を分析対象とし,介護福祉士が行うリフレクションの構造は,4カテゴリー,13サブカテゴリー,1100コードと析出された.[結論]介護福祉士が行うリフレクションの構造は,基底要因として《心のゆとり》《介護福祉への関心》《基礎知識》があり,《支持的組織風土》《防衛的組織風土》《リフレクションの契機をつくる組織的取り組み》《職場外の仲間との関わり》の影響を受けつつ,中核に《正直なコミュニケーション》《ポジティブな思考で仕事を見る》《気づき》があり,その成果として《思考の枠組みの変容》《ケアのレパートリーの増加》《介護福祉の価値の強化》に至るという,循環的構造であることが明らかになった.</p>

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 29 (1), 1-14, 2022-09-30

    日本介護福祉学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ