制作者の思考や感覚を伝えるとはどういうことか
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- 竹本 悠大郎
- 長岡造形大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Consideration of What it Means to Convey the Thinking and Sensation of the Creator
- —Reflection on the Workshop Practice Focusing on the Workings of Haptic Perception from the Sculptor’s Point of View—
- ―触覚の働きに着目したワークショップの実践を彫刻制作者の視点から振り返って―
抄録
<p>彫刻制作とは制作者の頭の中にある形象を素材に押し当てることではなく,粘土を扱う手や指を通して構想が練られていく素材を介した思考の過程,あるいは知的探究である。そのような立場から本稿では,素材に自らを投企しようとする制作者の思考に焦点を当て,その思考や感覚を他者に伝えることの意味についてワークショップの実践報告と分析をもとに考察していく。彫刻に触る鑑賞活動を中心に据えたワークショップでの子どもたちの姿からは,制作者の思考や感覚を伝えるには,物事を言葉として「理解(understand)」するわかり方ではなく,鑑賞者が自らの経験や感覚にもとづき身体で納得し,関係に開かれていく「了解(comprehend)」を触発する方法と,制作者と鑑賞者の相互的な関わりの場で生まれる新たな言葉が必要であることが示唆された。そしてその言葉を探ることは,制作者自身に本人も自覚していない思考や感覚を問い直させる。</p>
収録刊行物
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- 美術教育学研究
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美術教育学研究 54 (1), 169-176, 2022
大学美術教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014128339539328
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- ISSN
- 21893586
- 24332038
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可