小学校における音楽づくり活動への教師の介入と見取り方の検討 : グループ活動中の言語活動の分析を通して

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タイトル別名
  • A Study of Teacher Intervention and Perception of Music Making Activities in Elementary Schools: Through the Analysis of Language Activities During Group Activities

抄録

本研究では,小学校音楽科における打楽器を用いて音楽づくりを工夫する活動を対象とし,2つの問いを設定した。1つ目は,児童らの「思考力,判断力,表現力等」がじゅうぶんに働いていないと考えられるグループに,教師はどのように介入すべきなのか,2つ目は,「音楽表現の工夫」のプロセスに位置付く「思考力,判断力,表現力等」をどう見取るのか,ということである。これらを検討するため,筆者は,小学校第1学年での授業を実践し,グループで展開されていた言語活動を分析した。その結果,児童が次なる試行へと繋げられるような働きかけをすることが効果的であること,言葉以外にも,音や音楽,体などによる表現に着目し,それらがコミュニケーションの中でどのような役割を果たしているのかに着目することによって,彼らの「思考力,判断力,表現力等」をある程度見取ることができることが明らかになった。

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