国際化時代の修学旅行を考察する-中国江蘇省への修学旅行を事例として-
書誌事項
- タイトル別名
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- A Review on “Overseas Student Study Tour” in the Era of Internationalization-In cases of actual movements of student study tour for Jiangusu Province, China-
抄録
1997年度に海外修学旅行を実施した学校は全国で中学68校, 高校752校の計820校で, 参加人数は中学7,092人, 高校134,700人の合計141,792人だった。わが国の修学旅行の年間実施規模は, 小中高の実施校が39,000校, 参加人数は約470万人, 旅費総額は約2800億円である。国内の修学旅行では, 広島・長崎・沖縄を訪問することによる「平和学習」の効果を見逃すことができない。一方, 学年全員が同一行動という形態の修学旅行はいまや見直しを迫られている。 筆者は, 海外への修学旅行が盛んになるにつれ, それが国内旅行の延長線上で実施されることに深い危惧の念を抱かざるを得ない。海外へ出かける前にしなければならないこと, それは「旅行とは何か」を考え「自分自身を見つめ直すこと」である。日本がいま国際的にどのような立場にあり, 訪問国とどのような歴史的関係にあるのかをはっきり認識することが肝要である。海外修学旅行を通じて, 日本国民としての自覚, 豊かな国際感覚の函養, 正しい愛国心への目覚めを期待したい。
収録刊行物
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- 日本観光学会誌
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日本観光学会誌 34 (0), 22-30, 1999-06-25
日本観光学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014823846063616
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- ISSN
- 24367133
- 13418270
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可