日本の内水面における年少期の釣り経験

DOI
  • 増田 賢嗣
    国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日光庁舎
  • 中村 智幸
    国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日光庁舎
  • 関根 信太郎
    国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日光庁舎
  • 松田 圭史
    国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日光庁舎

書誌事項

タイトル別名
  • Japanese childhood experiences of inland angling

抄録

<p>大人に対するインターネットアンケート調査により,年少期の身近な河川湖沼における釣りの実態とその推移を検討した。釣獲対象種はコイ科魚類,釣り方は自分で収集した餌を用いる餌釣りが最も多かったが,若い世代ではルアーによる外来魚釣りを挙げる回答者も多かった。この傾向は釣獲対象種としてサケ科魚類が身近でない地域で明確に認められた。最もよく釣りに一緒に行った人および釣りを教えてくれた人は,いずれも年少者同士が大半を占めた。以上のことから,年少期における内水面の釣りの導入部としては餌釣りによるコイ科魚類の釣りが実態に即していること,内水面の釣りの普及のためには年少者同士で釣りに行ける環境を整備することが重要であると考えられた。</p>

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 70 (2), 141-148, 2022

    日本水産増殖学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015023060829312
  • DOI
    10.11233/aquaculturesci.70.141
  • ISSN
    21850194
    03714217
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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