変形性膝関節症に対するAPS治療経験

  • 大森 弘則
    医療法人弘昭会 大森整形外科リウマチ科
  • 野坂 小百合
    医療法人弘昭会 大森整形外科リウマチ科看護部
  • 栗田 健太郎
    医療法人弘昭会 大森整形外科リウマチ科リハビリテーション部
  • 魚谷 幸世
    医療法人弘昭会 大森整形外科リウマチ科リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical outcome of autologous protein solution for knee osteoarthritis

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抄録

<p>目的:変形性膝関節症(knee osteoarthritis,以下KOA)に対するAutologous Protein Solution(以下APS)治療の有効性について調べた.</p><p>方法:APSを投与した310膝に対して,APS投与前と投与後の1~24か月でNRS(numerical rating scale)とKOOS(knee injury and osteoarthritis outcome score)による評価を行い,フォローアップ率と経時的変化を全症例およびKellgren-Laurence(以下KL)分類のgrade 2/3と4に分けて検討した.</p><p>結果:全症例のNRSとKOOSはAPS投与前より有意に改善した.KL4のフォローアップ率はKL2/3より有意に低かった.KL2/3のNRSとKOOSはAPS投与前より有意に改善したが,KL4では有意な改善はなかった.</p><p>結論:APS治療はKOAの中でも特にKL2/3に対して有効であった.</p>

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