気候変動に伴う作用条件の変化に対する既存防波堤の応答曲面法を用いた改良設計手法

書誌事項

タイトル別名
  • IMPROVEMENT DESIGN USING RESPONSE SURFACE METHOD FOR EXISTING BREAKWATERS UNDER UNCERTAINTY OF CLIMATE CHANGE

抄録

<p> 気候変動に伴い,既設防波堤では平均海水面の上昇,高潮偏差や波浪の増大の影響を直接的に受けるため,損傷の危険度が増加する可能性が高い.将来的に作用条件が変化する場合,構造物の安定性等の性能確保の評価のために,幅のある作用条件に対する防波堤の安定性照査を実施する必要があるため,その作業負荷は非常に大きくなる.このような将来的な作用条件の変化量の想定の不確実性に対して,さらに情報を得てから想定範囲を絞り込み判断することが合理的となる場合も十分に考えられる.そこで本研究では,既存防波堤を対象に,不確実性を有する作用条件の変化に伴う性能評価,補強対策の要否と対策候補及び実施時期の評価を効率的に行うための,応答曲面法を用いた実務的な改良設計手法を提案するとともに,提案手法の活用事例として簡便なリアルオプション分析を試行する.</p>

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参考文献 (16)*注記

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