コンパクトシティ政策に対する市民の認知 ―誤認の防止と適切な認知に向けて―

書誌事項

タイトル別名
  • CITY RESIDENTS’ RECOGNITION OF COMPACT CITY POLICIES —TOWARD THE PREVENTION OF MISUNDERSTANDINGS AND APPROPRIATE RECOGNITIONS—

抄録

<p> コンパクトシティを実現する上で政策に対する市民認知の重要性が指摘されている.そのような中,国土交通省の調査によるとコンパクトシティ政策に対する市民の自称認知は総じて低いことが示されている.そこで本研究では,市民のコンパクトシティ政策に対する内容を誤って認知していないか(誤認)について独自のアンケート調査を行った.分析の結果,1) 中山間地域からの撤退やタワーマンションの建設をコンパクトシティ政策だと高い割合で誤認されていること,2) 自称認知度が高いグループにおいて,むしろ誤認の割合が高くなることを明らかにした.自称認知度が高いグループは,行政に対する信頼も高いため,自治体がコンパクトシティ政策に関して提供している情報自体が誤認を招く内容になっている可能性があることに留意が必要である.</p>

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参考文献 (6)*注記

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