沼川第二放水路の函体内堆砂の激減方策に関する移動床模型実験

書誌事項

タイトル別名
  • MOVABLE BED EXPERIMENT ON REDUCTION OF SAND DEPOSITION INSIDE THE CONDUIT OF NUMAKAWA-DAINI FLOODWAY

抄録

<p> 沼川第二放水路(セットバック型)の函体内堆砂の防止方法を縮尺1/50の移動床模型実験によって調べた.実験では,高波浪時,波の作用により海水が1号水路の函体を通過して上流方向へ流れ,合体桝を経て隣接の2,3号水路を通過して海へ戻る状況が観察された.このため,函体内堆積の防止にはこの循環流を断ち切る必要があると見られた.そこで1号水路上流端のゲートを開放,または閉じた条件で実験を行った.この結果,1号水路上流端のゲートを閉めた場合,函体内の入り口近くでのわずかな堆積を除けば,堆砂量が大きく減少した.これより,函体内堆砂の防止には,高波浪襲来時に1号水路上流端のゲートを閉めることが有効なことが明らかになった.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ