Human Resource としての身体活力レベルの提言

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タイトル別名
  • Suggestions of Physical Vital Level as a Human Resource

抄録

<p>企業従業員の健康管理は主に定期健康診断により把握されているが,これらの検査では健康度を端的に理解するのは難しい.さらに,多数の検査項目から評価された健康度を把握することは煩雑で簡便な方法とは言い難い.つまり,評価に時間が掛かると同時にヘルスケア対応が遅れ,労働生産性低下リスクであるアブセンティーイズムやプレゼンティーイズムを引き起こすことも推察される.そこで,健康度をより簡便に評価のできる新たなHuman Resource としての身体活力レベルを提唱することで,企業内でのヘルスケアマネジメントが推進できるのではないだろうか.したがって本研究は,健康度を身体活力(生命力)レベルとして定義し,BIA 法で簡便に測定されるPhase angle といった健康指標を用いることで身体活力レベルの推定を行った.次に,強い身体能力を有する強豪運動部所属の高校生を抽出し,一般の高校生を対象群としPhase angle の比較を行うことでPhase angle による身体活力レベルの有効性を検証した.これらの検証を行うことによってHuman Resource としての身体活力レベルの意義を提言するものである.</p>

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 28 (1), 173-178, 2021

    一般社団法人 日本生産管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016958305227392
  • DOI
    10.14846/seisankanri.28.1_173
  • ISSN
    21866120
    1341528X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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