サウンドロゴにおけるサブブランド構築に関する考察

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タイトル別名
  • Study of sub-brand construction in Sound Logo

抄録

<p>本研究では、企業のサブブランド戦略に着目し、「サウンドロゴ」にそのブランド体 系を応用することで、知覚品質を保ち、用途や場面に応じて印象を変化させることを 目的とした。 サブブランドとは同一の企業が新たなコンセプトでビジネスを展開する際のブラン ドであり、ブランドイメージにおいてブランド間の相乗効果が期待できる。メディア の多様化により、「サウンドロゴ」は企業が発信する広告だけに限らず、操作音や決 済音などその役割は増している。しかし、サウンドロゴにおけるサブブランドの 応用は考察が進んでいない。サウンドロゴのブランド体系に沿って変化させる可能性 を示すことでブランドイメージにおける相乗効果に加えて、用途や場面に応じた決済 音の変化による購買体験の向上などが期待できる。 そこで本研究では、サウンドロゴの構成要素をサブブランドのブランド体系の構造 に合わせて変化させることで、サウンドロゴにおける知覚品質を保ち、印象を変える 際の方向性を示すことを試みた。具体的には、まずサウンドロゴ約248個をサンプル として収集し、企業が伝えたい情報と音の構成要素を基に類型化を行った。次に、既 存のサウンドロゴを一例に、企業のサブブランド戦略における4つのブランド体 系の表現を試み、サウンドロゴにおけるサブブランド戦略について考察した。 本研究ではこれまで示されてこなかったサウンドロゴにおける表現の展開性につい てその可能性を示すことができた。</p>

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016969190695296
  • DOI
    10.11247/jssd.70.0_148
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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