「なりきり」を利用した景観まちづくり学習コンテンツの提案

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タイトル別名
  • Proposal for Landscape Town Development Learning Content using "Pretending"

抄録

<p>「景観まちづくり学習」は、まちの景観を知り、まちを大切に思う意識を育むことを目的としている。この学習は、小学校の総合的な学習の時間における取り組みとして実施されることが多い。学習の初期段階である小学3年生頃に実施する取り組みとしては、直感的に捉えやすい色や形などといった「視覚情報」を頼りにしたものが一般的である。しかし、「景観」とは単なるまちの見た目のことではなく、まちと人との関係性から築き上げられるものである。そこで、本研究では、学習の初期段階の頃からより景観を「自分とまちがあって成り立つもの」として捉えることができるような学習コンテンツを提案することを目的とする。具体的には、「視覚情報」ではなく景観から受ける「感覚・感情」に焦点を当て、「モノや風景になりきり、気持ちを想像して自己紹介文を書く」というコンテンツを考案した。実際に小学3年生に向けた校庭内でのワークショップを実施した結果、児童たちは積極的に取り組み、普段とは違う視点で観察することができた。一方で、今後の実施にあたっては、安全面・時間配分など、改善すべき点が多くあることが分かった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016969190741888
  • DOI
    10.11247/jssd.70.0_290
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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