がんのにおい発生の分子機序解明と新しいがん診断法の開発

DOI Web Site Web Site 参考文献6件 オープンアクセス
  • 園田 英人
    伊万里有田共立病院外科 九州大学五感応用デバイス研究開発センター 九州大学大学院 消化器・総合外科
  • 田中 充
    九州大学五感応用デバイス研究開発センター 九州大学農学研究院生命機能科学部門
  • 松井 利郎
    九州大学五感応用デバイス研究開発センター 九州大学農学研究院生命機能科学部門
  • 沖 英次
    九州大学五感応用デバイス研究開発センター 九州大学大学院 消化器・総合外科

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular mechanism of the cancer odor and development of the new cancer diagnostic system
  • ガン ノ ニオイ ハッセイ ノ ブンシ キジョ カイメイ ト アタラシイ ガン シンダンホウ ノ カイハツ

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説明

<p>我々は,がん探知犬によるスクリーニング法を検証し大腸がんを感度91%,特異度99%の精度で判別可能であり,がんになると特有なにおいが出現することを報告した.培養がん細胞から発生するにおい物質の特定を行い,難揮発性の複数の中鎖脂肪酸類が,乳がん細胞株由来の培養液に高濃度に存在することを明らかにし,これらの中鎖脂肪酸類は,これまでに報告されているがん患者特有の呼気臭の発生と関連する可能性があることを報告した.さらに,乳がん患者は正常者に比して尿への中鎖脂肪酸類排出量が多いことを確認し現在精査中である.</p>

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