圧力変動データ同化を利用した漏水1点に対応した管内漏水検知法の開発及び検証

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タイトル別名
  • DEVELOPMENT AND VALIDATION OF A LEAK DETECTION METHOD IN PIPES WITH A LEAK USING PRESSURE TRANSIENT DATA ASSIMILATION

抄録

<p> 本研究では,漏水1点に対応した数値スキームを組み込んだ数値シミュレーションを用いた圧力変動データ同化による新たな管内漏水検知法を開発し,本手法における1点漏水の漏水位置と漏水量の推定精度を検証した.その結果,模型管路実験及び現場管路実験の両方において,管全長に対する推定漏水位置誤差が約2%以下,実測値に対する漏水量誤差が約30%以下となり,本漏水検知法が実用的に支障のないレベルのパフォーマンスがあることが示された.また,漏水検知限界となる漏水規模は,模型管路実験及び現場管路実験においてそれぞれ管断面積に対して1.70×10-5,2.73×10-3の大きさであることが明らかになった.これらの結果は,既往の研究と比較して模型管路実験では10オーダー小さい,現場管路実験では同程度のレベルであった.</p>

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