「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」の民間提案による改定

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  • REVISION OF "GUIDELINES FOR AS-BUILT FORM MANAGEMENT USING 3D MEASURING TECHNIQUES " BY ADOPTING THE PROPOSALS FROM PRIVATERATE ORGANIZATIONS.

抄録

建設現場の生産性を向上させ, 魅力ある建設現場の実現を目指す国土交通省のi-Constructionにおいては,ICT(情報通信技術)の全面的な活用を推進するため, 3次元計測技術に対応した出来形管理基準, 監督・検査要領, および出来形管理要領を整備している. これらの基準類の整備により, 平成28年度に土工ではじめられたICT施工は, 舗装工, 浚渫工, 地盤改良工, 構造物工等へと拡大し, 令和3年度時点での実施率は公告件数の8割程度に達した. 本稿においては, 出来形管理要領の令和元年度から令和4年度までの民間提案による改定について既報,および会議資料を元に総括する. 民間提案を反映させることで測定機器の小型化, および簡便化, ならびに測定の簡素化等に対応できるようになった. 一方, 毎年の改定で要領の記載項目が増えたことや追加した工種・測定方法の精度検証の方法などの詳細な説明が不足していることが課題として見いだされた. 今後は要領の内容を把握する際の生産性の向上のため, 使用者の立場に立った要領のあり方についても検討していきたいと考えている.

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