有機系廃棄物処理におけるバイオガスプラント導入のGHG 削減効果 : LCA を用いたバイオガスプラント処理と焼却処理の比較

DOI 機関リポジトリ (HANDLE) オープンアクセス
  • 辻林 英高
    九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門農業資源経済学講座環境生命経済学研究室 有限会社 環境ビジネスソリューション
  • 高橋 義文
    九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門農業資源経済学講座環境生命経済学研究室
  • 矢部 光保
    九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門農業資源経済学講座環境生命経済学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • GHG Reduction Effects of Introducing Biogas Plants for Organic Waste Treatment: Comparative of biogas plant treatment vs. incineration using LCA

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説明

LCAは脱炭素を目指す社会において,事業者から提供される製品やサービスの温暖化ガス排出量を可視化させ,さらにそれらの社会実装を想定した場合に見落としがちな課題を発見するためにも有効な分析手法である.大木町のし尿・生ごみのバイオガス処理について,エネルギー収支という視点のみで見るならばマイナスであった.しかし,LCA により,同バイオガスプラント処理と焼却処理を比較した場合,バイオガスプラント処理の方でGHG排出量が10分の1になり,少ないことが確認できた.また経済性評価ではバイオガスプラント化により,費用が半減するという結果であった.この時,経済性評価で用いた評価範囲はLCAと同じである.今回は,温室効果ガス評価と経済性評価の両方でバイオガスプラント化が優位であった

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