書誌事項
- タイトル別名
-
- A case of micronodular thymic carcinoma with lymphoid hyperplasia treated with robot-assisted extended thymectomy
抄録
<p>リンパ過形成を伴う小結節性胸腺癌(Micronodular thymic carcinoma with lymphoid hyperplasia;以下MNCLH)はリンパ性間質を伴う小結節性胸腺腫(Micronodular thymoma with lymphoid stroma;MNT)に類似する稀な疾患で,WHO分類(第5版)では暫定的に胸腺扁平上皮癌の亜型とされた.症例は48歳男性.CT検診で前縦隔に境界明瞭な径13 mmの結節を指摘され紹介となった.筋無力症状はなく血清CEAやSCC値,抗アセチルコリンレセプター抗体価は正常範囲内.胸腺腫を疑いロボット支援下拡大胸腺摘出術を施行し第4病日に退院.病理検査ではMNTに類似する結節性病変を認めたが,異型性が強いこと,CD5陽性,c-KIT陽性などの所見からMNCLHと診断.正岡I期であったため後治療は行わず1年間無再発生存中である.</p>
収録刊行物
-
- 日本呼吸器外科学会雑誌
-
日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 132-137, 2024-03-15
一般社団法人 日本呼吸器外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390017998021553792
-
- ISSN
- 18814158
- 09190945
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可