成人看護学実習の「慢性の病気をもって生きる」ことについての学び

書誌事項

タイトル別名
  • Learning about “Living with Chronic Illness” in Adult Nursing Practice

抄録

本研究の目的は、成人看護学実習(慢性期)(以下、実習)終了後の「慢性の病気をもって生きる」ことについての学びと、学びに影響する要因を明らかにすることである。 対象は実習を履修した40名のうち、研究協力が得られた36名(90%)の実習レポートであり、その内容を質的帰納的に分析した。本学の倫理委員会承認後に学生の了解を得たうえで実施した(承認番号22‐36)。その結果、【看護過程の展開の実際】【看護の実際】【患者の理解】【退院後の生活の支援】【セルフマネジメント支援】【慢性の病気の影響】【患者の支え】の7つのカテゴリーが抽出された。実習の学びに良い影響があると学生が認識した要因は、受け持ち患者、他領域の実習の順に多く、講義の影響は最も少なかった。

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