CO<sub>2</sub>を注入した水酸化カルシウム溶液の練混ぜ水としての適用に関する検討

  • 新杉 匡史
    株式会社大林組 技術研究所(〒204-8558 東京都清瀬市下清戸4-640)
  • 桜井 邦昭
    株式会社大林組 技術研究所(〒204-8558 東京都清瀬市下清戸4-640)
  • 石関 嘉一
    株式会社大林組 技術研究所(〒204-8558 東京都清瀬市下清戸4-640)
  • 河合 研至
    広島大学 大学院先進理工系科学研究科社会基盤環境工学プログラム(〒739-8527 広島県東広島市鏡山1-4-1)

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON APPLICATION TO MIXING WATER OF CALCIUM HYDROXIDE SOLUTION INJECTED BY CARBON DIOXIDE

抄録

<p>あらかじめ水酸化カルシウムを添加した溶液にCO2を注入し、溶液中に炭酸カルシウムを生成させたものを練混ぜ水として用いた時のCO2固定量や各種物性について基礎的に検討した。その結果、練混ぜ水にイオン交換水を用いた場合と比べて、CO2固定量が増大するだけでなく、練混ぜ水中に生成されるCaCO3が圧縮強度に寄与することが示唆された。これは、水和反応により生成されるアルミネート系水和物の種類や生成量が変化したことにより、硬化組織が緻密化され空隙率が小さくなったことが一因と考えられた。</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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