振動締固め方法によるコンクリート中の連行空気の移動に関する基礎的検討

  • 小山田 哲也
    岩手大学 理工学部システム創成工学科(〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 伊藤 いずみ
    岩手大学 大学院地域創生専攻(〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 一戸 暖生
    大林道路株式会社 東北支店(〒980-0014 仙台市青葉区本町2-5-1 オーク仙台ビル)
  • 中村 大樹
    岩手大学 理工学部技術部(〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5)

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY ON BUBBLE SIZE DISTRIBUTION OF ENTRAINED AIR IN CONCRETE THROUGH VIBRATION COMPACTION

抄録

<p>振動締固めによるコンクリート中の連行空気の気泡径分布に関する基礎的研究を行った。振動方法は内部振動および外部振動とした。内部振動の場合、棒状バイブレータの周りのコンクリートの粘度が低下して締固めを容易し、エントラップドエアとともにエントレインドエアが外側に排除される。また、鉛直方向についてこれらの空気は浮力によって上方へ移動した。型枠に張り付いた気泡は、型枠面に沿ってゆっくり移動する。外部振動では、型枠が振動するため、内部振動とは逆に内部方向への空気の移動が見られた。振動締固めによる気泡の移動は、バイブレータの振動と気泡の浮力の合力により、振動から遠ざかりながら上方に移動するものと考えられる。</p>

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