抄録
解決志向の効果は多くの先行研究で確認されているにもかかわらず、組織全体に広めていく方法はまだ確立されていない。本研究では、ある医療法人に所属する主任クラスを対象とした管理職研修の機会を利用し、解決志向コミュニケーションスキルの習得ならびに組織への浸透を目的とする。本稿は全3回の介入のうち、初回の介入効果に関する研究である。受講者29名の研修に対する満足度や解決志向の理解度はおおむね向上したが、一方で課題も残した。今後の介入はさらに実践的な解決志向スキルを習得し、受講者が現場で応用できるようデザインする必要がある。
収録刊行物
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- 甲南大学全学共通教育センター紀要
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甲南大学全学共通教育センター紀要 2 189-205, 2024-03-13
甲南大学全学共通教育センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018274812248320
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- ISSN
- 27584917
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可