災害に強いまちづくりをめざす地域と大学の防災活動連携に向けた基礎的研究—地元住民の防災活動に関するアンケート調査より—

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タイトル別名
  • Fundamental study aimed at fostering collaborative disaster prevention activities between local communities and universities to create disaster-resistant communities: Report on a questionnaire survey regarding disaster prevention activities of local residents

抄録

<p>【目的】災害に強いまちづくりをめざす地域と大学の連携のための基礎調査として、地元住民の防災活動上の意識・行動の現状を明らかにすることを目的とした。【方法】安田女子大学が隣接する自治会世帯主を対象とし、防災活動の意識と実践の現状、大学看護学部に対する地域防災活動上のニーズなどに関するアンケート調査をおこなった。【結果】1. 避難行動要支援者が必要とする支援内容は、「歩行介助」、「声掛け・誘導」、「薬の持ち出し」であった。2. 同居世帯であっても避難行動要支援者への家族対応が不可能な人が40%確認された。3. 避難場所に行ったことがない人が50%以上、避難訓練未経験者が80%を占めた。4. 大学看護学部に対して看護学生や教員による災害時支援や大学設備利用のニーズがあった。【考察】地域と大学が連携した防災活動のためには、大学としての役割を組織として検討し、平時から学生・教員と地域住民の継続的な交流の積み重ねが必要であることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018351897156224
  • DOI
    10.51028/jjdisatmed.29.1_70
  • ISSN
    24344214
    21894035
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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