3次元半陰的FDTD法によるTM透過型THz導波路偏光子の解析

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タイトル別名
  • Analysis of a TM-Pass Terahertz Waveguide Polarizer Using the Three-Dimensional Semi-Implicit FDTD Method

抄録

3次元半陰的有限差分時間領域(FDTD)法を用いてInAsによる半導体層を利用したTM透過/TE除去THz導波路偏光子を効率良く解析する.はじめに,半導体の周波数分散性を考慮するため,台形則に基づく帰納的畳み込み法を新たに導入した3次元半陰的FDTD法の開発を行う.本研究では小さな空間刻み幅を必要とする偏光子の厚み方向のみに陰解法を導入する.次に,開発した半陰的FDTD法を用いてTHz導波路偏光子を解析する.界分布,導波モードパワー,消光比を陽的FDTD法の結果と比較する.時間刻み幅を陽的FDTD法より大きく選んでも計算結果のよく一致することを見出す.取り得る最大の時間刻み幅(14倍)を選んだ場合に,計算時間を陽的FDTD法の約22%に短縮可能であることを明示する.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018462210565376
  • DOI
    10.14923/transelej.2023stp0004
  • ISSN
    18810217
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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