平面図と断面図による軌跡可視化のためのLine Simplification手法

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タイトル別名
  • Line Simplification Method for Trajectory Visualization of Top View and Elevation Profile

抄録

ランニング,サイクリング,登山などの移動を伴う運動による軌跡データの共有が身近になった.多くのアプリケーションが,軌跡データを,緯度と経度の2次元平面上の軌跡平面図と,起点からの距離と標高の2次元平面上の軌跡断面図の両者により可視化する.軌跡データサイズ削減には,形状を保ちながら軌跡の頂点を間引くLine Simplification (LS)が用いられる.軌跡平面図と断面図両者のLS結果を得るため,しばしば,緯度と経度による2次元軌跡データを入力とし,LS後残った頂点に標高を付与し軌跡断面図を得る方法が用いられるが,軌跡断面図上の山頂や谷といった重要な極値が消失する問題が生じる.他方で,緯度,経度,標高による3次元軌跡データを入力として生成した軌跡断面図にLSを適用する方法でも,同様の問題が生じる.そこで本研究では,3次元軌跡データの頂点を間引いた結果から,軌跡平面図と断面図を生成する方法で,断面図上の重要な極値を残し,平面図と断面図の形状を維持する,新しいLS手法を提案する.提案手法をインタラクティブなアプリケーションとして実装し,実データを用いた定量評価により,有効性を確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018462210567296
  • DOI
    10.14923/transinfj.2023dep0003
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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