中学校における不便性を取り入れた『地域貢献プログラム』による地域意識形成効果

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect for the Community Awareness Formation Through a “Community Contribution Program” Incorporating Inconvenience at junior high schools

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説明

<p>本研究では、飯塚市の小中一貫校頴田校の協力を得て、不便性を組み込んだ『地域貢献プログラム』が地域意識形成にどのような効果をもたらすのか実証・検討を行った。ここでいう「不便性」とは、教師が全面的に提供する「便利なお膳立て」に対して、生徒が主体的に活動する機会を提供することを意味する。調査・分析の結果、地域貢献プログラムの評価が高いほど、頴田地域への貢献意欲、頴田地域コミュニティへの貢献意欲、頴田関連の祭りへの再参加意欲が高くなることが判明した。また、祭りへの満足度が高まるにつれて、その関係性が強まることが確認された。最後に、学校教育における地域貢献プログラムの中に生徒の一定レベルの自主性を組み込むことが、場所への愛着を育むのに効果的であることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 59 (3), 1352-1358, 2024

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (4)*注記

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