L特性X線を用いたタンタルおよびタングステン化合物の状態分析法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Chemical State Analysis of Tantalum and Tungsten Compounds Based on L Emission

説明

<p>タンタルおよびタングステン化合物に関し,数十nm以上の厚みを有する薄膜の解析に有力なL吸収端吸収スペクトルおよびL系列蛍光X線を用いた化学結合状態解析の可能性について検討した.両元素共に,L1吸収端の蛍光XANESはL3吸収端のそれに比べて化合物の違いに敏感で,酸化物,炭化物,窒化物などが区別できることを示した.L1吸収端近傍で励起したときに得られる蛍光X線スペクトルにおいて,酸化タンタルのみコンプトン散乱が極めて弱いこと,タングステン化合物ではLγ2/Lγ3強度比に有意差があることなどを明らかにし,蛍光X線による化合物状態解析の可能性を示した.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 38 (0), 99-108, 2007-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390020784676106624
  • DOI
    10.57415/xshinpo.38.0_99
  • ISSN
    27583651
    09117806
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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