保健所における特定給食施設の災害対策の現状

書誌事項

タイトル別名
  • The Current State of Health Crisis Management at Specified Food Service Facilities Managed by Public Health Centers
  • ホケンジョ ニ オケル トクテイ キュウショク シセツ ノ サイガイ タイサク ノ ゲンジョウ

この論文をさがす

説明

保健所の特定給食施設指導における健康危機管理の項目は,平成 20 年 10 月 10 日付け健習発第 1010001号通知「地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善の基本指針」により示された。これは,特定給食施設における利用者への食事提供は,絶やすことなく災害時でも喫食者に対して,安全・安心で,栄養バランスの摂れた給食を提供しなければならないことにある。特定給食施設は,平常時から災害に備えることはもとより,有事の際には施設間でお互いに支え合う体制整備も欠かすことはできない。いつ,どこで発生するかわからない災害に備えておくことは,多数の喫食者の食を預かる給食施設にとって必要不可欠なことである。現在,災害等の健康危機管理時に,保健所管理栄養士が地域のコーディネート役として,連携機能を強化した実践的な災害支援体制整備が求められていることから,静岡県浜松市における特定給食施設の災害対策の現状について検討を行った結果,地域や外部も参加した防災訓練や研修を行うためには,保健所管理栄養士のオーガナイズ機能の重要性がうかがえた。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 9 107-115, 2015-03-31

    名寄市立大学

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ