高血圧患者におけるコーヒー摂取:血管機能に与える影響について

  • 山路 貴之
    広島大学原爆放射線医科学研究所 放射線災害・医科学研究機構
  • 梶川 正人
    広島大学病院 未来医療センター
  • Yusoff Farina Mohamad
    広島大学原爆放射線医科学研究所
  • 岸本 真治
    広島大学原爆放射線医科学研究所
  • 丸橋 達也
    広島大学原爆放射線医科学研究所
  • 東 幸仁
    広島大学原爆放射線医科学研究所 放射線災害・医科学研究機構 広島大学病院 未来医療センター 広島大学原爆放射線医科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Coffee Intake on Vascular Function in Patients with Hypertension Brief title: Coffee and Vascular Function in Hypertension

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説明

コーヒーはアルコール、タバコと並び最も広く摂取されている嗜好品の一つであり、カフェイン、クロロゲン酸、ヒドロキシヒドロキノン等の血管作動物質を有している。コーヒーは心保護作用を有し、健康に好影響を与えていると考えられているが、コーヒー中に含まれるカフェインには血圧上昇作用があることが報告されており、高血圧を有する患者においてコーヒーが健康に好影響を与えているかどうかについては依然議論の余地がある。そこで今回我々は血管機能の観点から高血圧患者においてコーヒーがどのような影響を与えるかについて検討を行ったところ、1日2杯程度のコーヒー摂取は血管機能に好影響を与えていると考えられた。特にコーヒー中に含まれるクロロゲン酸に血管機能を改善させる効果があると考えられた。

収録刊行物

  • 血管

    血管 47 (2), 1-8, 2024-10-29

    日本心脈管作動物質学会

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