アルコール性ケトアシドーシス

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  • Alcoholic Ketoacidosis

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説明

<p>アルコール性ケトアシドーシス(alcoholic ketoacidosis,以下AKAと略す)は,アルコール常用者で栄養不良と,それに引き続く脱水が契機となり発症する疾患である。その特徴は陰イオンギャップの開大を伴う代謝性アシドーシスと,β-ヒドロキシ酪酸優位なケトン体の上昇である。本疾患はアメリカでは一般に広く認識された疾患であるが,本邦ではまだ十分に認識されていない。今回われわれは,AKAに関し当院での治療経験および文献的考察をもとに,疾患概念,疫学,病態生理,診断(臨床所見,検査所見),治療,合併症,剖検所見,予後について述べる。また,本邦で提唱されている大酒家突然死症候群とAKAとの関連についても述べた。</p>

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