小学校5年生の振り返りの実態と生成AIによる支援システムの開発

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タイトル別名
  • The Current State of Reflection Practices Among 5th-Grade Elementary Students and the Development of a Support System Utilizing Generative AI

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説明

本研究は,小学校5年生を対象に振り返り活動の実態調査を行い,課題を明らかにした上で,生成AIを活用した個別最適な振り返り支援システムの開発を目的とした。質問紙調査と振り返りの記述分析の結果,学習者は振り返りの重要性を認識しているものの,内容や書き方の困難さ,記述量のばらつきなどの課題が明らかになった。さらに,「学習内容を現在や過去の学習内容と関係付ける振り返り」と「学習内容を一般化する振り返り」が困難であることが確認された。これらの課題を解決するため,対話型生成AIを活用した振り返り支援システムを開発した。このシステムは,学習者の記述に基づいて具体的な個別の質問やフィードバックを生成し,振り返りの質を高めることを目的としている。 今後は,開発したシステムを実際に小学校5年生の振り返りで活用し,その効果を検証することで,振り返り活動の新たな可能性を探ることが期待される。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390021846535755520
  • DOI
    10.24458/jaemsstudy.58.0_6
  • ISSN
    24350729
    13448153
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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