色彩科学と色材化学の世界

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タイトル別名
  • The World of Color Science and Color Chemistry
  • 光と色彩講座(第3講)色彩科学と色材化学の世界
  • ヒカリ ト シキサイ コウザ(ダイ3コウ)シキサイ カガク ト シキザイ カガク ノ セカイ

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抄録

色には二面性がある。色彩は物体が反射する光が眼に入り,心理物理量として知覚する。一方,色材は物体が吸収した光によってさまざまな変化があらわれる。反射する光を研究するのが色彩科学であり,質感,感性,美観を経て最終的に経済活動となる。吸収した光を研究するのが色材化学であり,色材の発色,耐候性,熱特性等の材料科学を研究する。どちらも大事な研究で,この二つは一体化し,相互に関係しながら意匠を売る企業として成立している。ここでは深みのある宝石ルビーのような高級感ある自動車の意匠を作る色材の工夫点を解明する。色材そのものから出発し,塗料会社での加工や調色技術を経由して,それが意匠として商品となり,買われるまでの単位技術を互いに関係しながら解説する。

収録刊行物

  • 色材協会誌

    色材協会誌 89 (1), 22-28, 2016

    一般社団法人 色材協会

参考文献 (1)*注記

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