超音波減衰法を用いた無機粉体スラリーの粒度分布測定―粒度分布に及ぼすスラリー濃度および粒子間相互作用の影響―

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タイトル別名
  • Determination of Particle Size Distribution of Inorganic Fine Particle Suspensions Using Ultrasonic Attenuation Spectroscopy, Effect of Concentration of Slurry and Particle-Particle Interaction on PSD Evaluation
  • チョウオンパ ゲンスイホウ オ モチイタ ムキ フンタイ スラリー ノ リュウド ブンプ ソクテイ リュウド ブンプ ニ オヨボス スラリー ノウド オヨビ リュウシ カン ソウゴ サヨウ ノ エイキョウ

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説明

近年開発された超音波減衰法を用いて無機粉体スラリーの粒度分布を測定し，スラリー濃度をさまざまに変化させたときの粒度分布の結果から，超音波減衰法が有用である濃度領域，および高濃度スラリーにおける粒子間相互作用について調査した。その結果，スラリー濃度1～20 vol％の範囲では一次粒子径が評価可能であり，30および40 vol％の高濃度範囲では粒子間相互作用を有することが示唆されるデータを得た。<br>これらの結果から，超音波減衰法を用いた粒度分布測定によって，1～20 vol％のスラリー濃度範囲で一次粒子の評価，30および40 vol％では粒子どうしの相互作用により生じた凝集粒子の評価ができ，濃度範囲に応じた品質管理が行えることを見いだした。

収録刊行物

  • 色材協会誌

    色材協会誌 82 (10), 437-442, 2009

    一般社団法人 色材協会

参考文献 (7)*注記

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