セルラーゼはなぜ遅いのか?糸状菌が生産するセロビオヒドロラーゼの比較から結晶性セルロース分解における律速段階を考える

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タイトル別名
  • Why Is the Reaction of Cellulases So Slow ?
  • セルラーゼ ワ ナゼ オソイ ノ カ シジョウキン ガ セイサン スル セロビオヒドロラーゼ ノ ヒカク カラ ケッショウセイ セルロース ブンカイ ニ オケル リッソク ダンカイ オ カンガエル
  • 糸状菌が生産するセロビオヒドロラーゼの比較から結晶性セルロース分解における律速段階を考える

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説明

セルロースは植物細胞壁成分の約50%を占める多糖であり,自然界で最も豊富に存在する有機物である.地球上では年間1010~1011 トンのセルロースが光合成によって生産されているという報告がある(1) が,その多くがカビやキノコなどの糸状菌が生産するセルラーゼによって分解されている.ここでは,結晶性セルロース(セルロースI)の分解に携わっているセロビオヒドロラーゼ (cellobiohydrolase ; CBH) の反応特性を比較することで,セルロースの酵素分解というブラックボックスを多角的に検証する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 47 (5), 323-328, 2009

    公益社団法人 日本農芸化学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (22)*注記

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