おむつ実装着実験を通して認識できるつけ心地―生活系学生の教育のための検討―
書誌事項
- タイトル別名
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- Discomforts Appreciated through an Experiment of Wearing Diaper
- ―生活系学生の教育のための検討―
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説明
手部装着実験からでは認識できない, 実装着によるおむつの「つけ心地」を明確化し, 生活系学生の教育に「おむつの実装着実験」を取り入れることの検討を行った.実装着の実験条件は, おむつの種類 (紙おむつ, 布おむつ, 布おむつ+紙パッド) , 排尿の種類 (実排尿, 人工尿) , 被験者の姿勢 (椅座位, 仰臥位) の3条件とし, 被験者 (成人女子2名) は, 実装着90分の間に, 15分間隔で装着感, 精神状況等を自由記述した.<BR>その結果, 自由記述では多くの不快感が訴えられ, 手部装着では得られない項目として, 「おむつ装着・排尿の問題」として3項目, 「吸水・姿勢保持の問題」として2項目, 「装着持続の問題」として2項目, 「精神的問題」として5項目の, 計12項目が認められた.実験効果の高い条件は, 「実排尿」「仰臥位」で, 「おむつの種類」によって効果的な「精神的問題」は異なった.<BR>生活系の学生を対象とする教育では, 手部装着実験から始めて, 実装着実験は段階的選択制にする方法をとり, これらの指導は実装着実験を体験した教員が行う, という方法を提案した.
収録刊行物
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- 繊維製品消費科学
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繊維製品消費科学 47 (12), 785-795, 2006
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679182880640
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- NII論文ID
- 130003819918
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- ISSN
- 18846599
- 00372072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可