吸湿率が2%異なる肌着着用が発汗開始後の衣服気候に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of the wearing undershirts with different moisture absoｒption by two percents on microclimate in clothing after the onset of sweating
  • 吸湿率が2%異なる肌着着用が発汗開始後の衣服気候に及ぼす影響--環境湿度50%と70%の場合
  • キュウシツリツ ガ 2% コトナル ハダギ チャクヨウ ガ ハッカン カイシ ゴ ノ イフク キコウ ニ オヨボス エイキョウ カンキョウ シツド 50% ト 70% ノ バアイ
  • ―環境湿度50%と70%の場合―
  • -In the case of 50% and 70% of ambient humidity-

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説明

<p>本研究は，吸湿率が異なる2種類の肌着(ポリエステル(P)，キュプラ/ポリエステル(C))着用時に環境湿度の違いが衣服表面温度(Tcs)と衣服内温度(Tmc)に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした．7名の被験者に両肌着を着用させ，室温を240分間で26°～20°～35℃と変化させた．その結果，相対湿度(RH)50%では発汗開始後のTcsとTmcの積分値および上昇速度はCがPよりも高い値を示したが，70%RHでは素材差は見られなかった．さらに，被験者実験と同一の環境条件で肌着のみのPとCにおけるTcsを測定したところ，発汗開始後に相当する時間は50%・70%RH ともにCは高い値を示さなかった．これらの結果から，吸湿率の異なる肌着着用時，発汗開始後のTcsとTmcの変化は50%RHではCにおいて汗の吸湿による収着熱の影響が認められたが，70%RHでは認められず，環境湿度の影響を受けることが判明した．</p>

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 51 (8), 635-644, 2010

    一般社団法人　日本繊維製品消費科学会

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