中国瀋陽市南運河帯状公園の歴史変遷と空間構成に関する研究

  • 李 薈
    東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
  • 石川 幹子
    東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
  • 片桐 由希子
    東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Historical Transformation and Spatial Composition of the Southern Canal Belt Park in Shenyang China
  • チュウゴクシンヨウシ ナンウンガ タイジョウ コウエン ノ レキシ ヘンセン ト クウカン コウセイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究は、都市における緑地遺産を保存・活用するため、南運河帯状公園の歴史変遷と空間構成を目的とする。結論としては、清朝末期に万泉河付近に良好な水辺環境を有するため、小河沿が瀋陽最初の行楽地として賑わった。1930年代「大奉天都市計画」により、万泉河とため池の周りに公園の建設が計画させた。また公園道路と水路を介する公園系統計画が策定された。その後、一部の水路が埋め立てられたが、1952年都市衛生と雨水排出のため、人工的に運河を開削し、既存の渾河の河跡とため池を連続させ、南運河帯状公園を整備した。南運河帯状公園の成立は瀋陽の旧市街地を区分し、良好な環境を提供できるため、都市南部の文化教育区域を生み出したことがわかった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 46 (3), 625-630, 2011

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (10)*注記

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