書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Environmental Characteristics for Effective Crime Prevention in Snow Cold Regions
- 積雪寒冷地における防犯環境の特性に関する考察--旭川市近文地区でのくらがり調査とみまもり量調査の防犯活動への活用について
- セキセツ カンレイチ ニ オケル ボウハン カンキョウ ノ トクセイ ニ カンスル コウサツ アサヒカワシ チカブミ チク デ ノ ク ラ ガリ チョウサ ト ミマモリ リョウ チョウサ ノ ボウハン カツドウ エ ノ カツヨウ ニ ツイテ
- 旭川市近文地区でのくらがり調査とみまもり量調査の防犯活動への活用について
- The utilization of surveys to measure the brightness at night and the amount of eyes on the streets
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抄録
本研究では、路上の人目を定量化するみまもり量調査と路上の夜間照度を把握するくらがり調査により、積雪寒冷という地域特性に配慮した防犯まちづくりに向けた検討の一環として、積雪期と非積雪期の自然監視性の差異を把握し、それらを踏まえた防犯まちづくりの取り組み方法について示唆が得られた。みまもり量調査では、積雪期ではほとんどの沿道活動のみまもり量が減少する中、除雪をする住民によるみまもり量が大幅に増加し、非積雪期と同等のみまもり量となった。しかし、除雪作業の多い時間帯と、みまもられる小学生の多い時間帯にずれがあることから、小学生の下校時等の除雪作業の実施により、効果的な自然監視が得られることを示している。くらがり調査では、積雪期は非積雪期に比べ路上の照度は高く、特に鉛直面照度が高い傾向が顕著であった。これは、雪面からの反射光の影響と考えられ、街灯への照度センサー設置により、照明時間の長い積雪期のエネルギーの軽減できる可能性を示している。また、積雪期の水平面照度の上昇率は鉛直面より低くなった。路肩の堆雪が路面への光を遮るためと考えられ、敷地内での堆雪処理や定期的な排雪の重要性を示している。
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 46 (3), 955-960, 2011
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679189380608
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- NII論文ID
- 10030402926
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- NII書誌ID
- AN10276504
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- NDL書誌ID
- 11288115
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可