2種のカラムを用いたゲル浸透クロマトグラフィー (GPC) における農薬及び油, クロロフィル, カロチンの溶出挙動について

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タイトル別名
  • Elution Patterns of Pesticides, Lipids, Chlorophyll and Carotene in Gel Permeation Chromatography (GPC) Using 2 Kinds of Columns

抄録

2種のGPCカラム, すなわち Optima™ GPC カラムと Envirosep-ABC カラムを用い, 97種農薬及び食品由来成分である脂質, クロロフィル, β-カロチンのGPCでの溶出パターンを比較検討した. 全農薬は Optima™ GPC カラムでは37.5~87.5ml (7.5~17.5分) の画分に, Envirosep™-ABC カラムでは65.0~140ml (13.0~28.0分) の画分に溶出した. 最も溶出の早いのはフルバリネート, 最も遅いのはキノメチオネートであった. 上記の画分を分取すると仮定すると, Optima™ GPC カラムでは玄米脂質の65.1%, ほうれんそう中クロロフィルの40.5%, Envirosep™-ABC カラムでは玄米脂質の62.0%, 大豆脂質の77.4%, ほうれんそう中クロロフィルの30.5%, にんじん中β-カロチンの10.7%が除去可能であった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 37 (5), 329-336_1, 1996

    公益社団法人 日本食品衛生学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679202486400
  • NII論文ID
    130003693352
  • DOI
    10.3358/shokueishi.37.5_329
  • ISSN
    18821006
    00156426
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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