ニジマスの筋肉および肝臓中の6種のアフラトキシン類の高感度分析

  • 小木曾 基樹
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所
  • 木村 彩子
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所
  • 近宗 雅人
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所
  • 齋藤 真希
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所
  • 竹本 雅美
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所
  • 渡井 正俊
    財団法人 日本食品分析センター 多摩研究所

書誌事項

タイトル別名
  • A Sensitive Analytical Method for Six Aflatoxins in Rainbow Trout Muscle and Liver
  • ニジマス ノ キンニク オヨビ カンゾウ チュウ ノ 6シュ ノ アフラトキシンルイ ノ コウカンド ブンセキ

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抄録

ニジマスの筋肉および肝臓中の6種のアフラトキシン類(アフラトキシン B1,B2,G1,G2,M1,アフラトキシコール)の高感度分析法を確立した.本法ではアフラトキシン類をアセトニトリル-水 (9 : 1) 30 mL により抽出し,イムノアフィニティカラムにより精製後,フォトケミカルリアクターによるポストカラム誘導体化蛍光検出HPLCにより測定を行った.それぞれのアフラトキシン類の濃度が0.05 μg/kgとなるように筋肉および肝臓に添加し,繰り返し試験を行った結果,添加回収率は筋肉で71.4~82.4%,肝臓で80.1~93.0%,併行相対標準偏差は筋肉で0.87~4.6%,肝臓で2.0~6.2% であった.また,これらの繰り返し試験の結果から算出した定量下限および検出限界は,それぞれ0.004~0.029,0.002~0.012 μg/kgであった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 52 (3), 161-166, 2011

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (9)*注記

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