書誌事項
- タイトル別名
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- Antioxidant Activity of Salacia Plant (<i>Salacia reticulata</i>)
- サラシア属植物(Salacia reticulata)の抗酸化作用
- サラシアゾク ショクブツ(Salacia reticulata)ノ コウサンカ サヨウ
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説明
スリランカのサラシア属植物であるSalacia reticulataの葉および幹の水抽出物について,その抗酸化作用を検討した.鉄ニトリロ三酢酸(Fe-NTA)を投与したマウスの血漿,肝臓,あるいは腎臓中の過酸化脂質レベルや肝障害マーカーは,対照マウスに比較して増加した.サラシアの葉および幹の抽出物を,100,200,400 mg/kg体重の投与量で経口で前投与したところ,Fe-NTA投与マウスにおける過酸化脂質レベルや肝障害マーカーの上昇は,投与量依存的に抑制された.Fe-NTA投与マウスの血漿抗酸化能の低下も,サラシアの抽出物の投与で抑制された.in vitroでの実験から,サラシア抽出物中の既知のポリフェノール成分がその抗酸化能の一部に関与しているものと思われたが,他の有効成分の存在も予想された.この研究の結果は,S. reticulataの葉および幹の抽出物が,酸化ストレスに誘発される疾病の予防に有効な食品素材であることを示唆している.
収録刊行物
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- 食品衛生学雑誌
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食品衛生学雑誌 56 (4), 144-150, 2015
公益社団法人 日本食品衛生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679204016768
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- NII論文ID
- 130005096054
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- NII書誌ID
- AN00117741
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- ISSN
- 18821006
- 00156426
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- NDL書誌ID
- 026728231
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- PubMed
- 26346858
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 使用不可