書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Lupus Erythematosus Tumidus Successfully Treated with Topical Tacrolimus
- 症例 タクロリムス外用が奏効したLupus Erythematosus Tumidusの2例
- ショウレイ タクロリムス ガイヨウ ガ ソウコウ シタ Lupus Erythematosus Tumidus ノ 2レイ
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説明
Lupus erythematosus tumidus(LET) は慢性皮膚エリテマトーデスの稀な 1 型で,病理組織学的に高度のムチン沈着を伴うことが特徴である。我々はタクロリムス外用が奏効した LET の 2 例を経験した。症例1:57 歳,男性。初診の 1 カ月前より頰部の紅斑局面を認め,皮膚生検で LET と診断した。ステロイド外用は効果が乏しく,タクロリムス外用が奏効した。症例 2:53 歳,男性。初診の 1 年前より日光曝露後に増悪する顔面の紅斑局面を認めた。皮膚生検で LET と診断し,タクロリムス外用が奏効した。LET 治療の第 1 選択としてステロイド外用療法が行われるが,効果が乏しい場合が多く,皮膚萎縮や毛細血管拡張などの副作用に注意する必要がある。本邦では LET に対するタクロリムスの使用報告例は少ないが,本軟膏の効果を期待し使用したところ,2 例とも有効な結果が得られ,副作用も認めなかった。今後 LET に対してタクロリムス外用も試みる価値があると考える。
収録刊行物
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- 西日本皮膚科
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西日本皮膚科 79 (3), 230-234, 2017
日本皮膚科学会西部支部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679277872640
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- NII論文ID
- 130005893398
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- NII書誌ID
- AN00183881
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
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- NDL書誌ID
- 028359920
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可