皮膚型結節性動脈周囲炎の独立性

書誌事項

タイトル別名
  • Cutaneous Periarteritis Nodosa. A Clinical Entity?
  • 皮膚型結節性動脈周囲炎の独立性--自験例10例と本邦文献例からの考察
  • ヒフガタ ケッセツセイ ドウミャク シュウイエン ノ ドクリツセイ ジケンレイ
  • —Report of Ten Patients and Review of the Japanese Literature—
  • ―自験例10例と本邦文献例からの考察―

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説明

組織学的に結節性動脈周囲炎(PN)の所見を示す炎症性皮膚結節10例について皮膚, 皮膚以外の臨床像, 臨床検査成績, および臨床経過を調べた。その結果, 臨床症状には症例による差異がみられ, 軽度の腎症状, 高血圧が認められる症例やベーチェット病の疑いが持たれる症例などが認められた。初診後2ヵ月から5年6ヵ月間の観察で生命にたいする予後は良好であつたが, 皮膚症状は難治であり, 有病期間が30年を越える症例もみられた。自験例と文献的考察により皮膚型PNの独立には再考の余地があると考えられた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 39 (5), 719-724, 1977

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (14)*注記

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