カーボンナノチューブとリチウムイオン二次電池(実用化される新しいカーボン材料)

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タイトル別名
  • カーボンナノチューブとリチウムイオン二次電池
  • カーボンナノチューブ ト リチウム イオン 2ジ デンチ

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抄録

2000年に米国連邦政府により,「National Nanotechnology Initiative:(NNI)」が設立され,ナノテクノロジーが俄かに次代の産業を担う技術と注目され始めた。我国においても翌2001年に策定された第2期科学技術基本計画において,ナノテクノロジー・材料分野が重要4分野のひとつに位置付けられて以来,官民挙げての研究・開発が盛んである。なかでも,日本は,フラーレンやカーボンナノチューブ(CNT)等の炭素系ナノ材料の開発に秀でており,世界的にも先進的な基礎,応用研究が進んでいる。CNTは,強度,導電性,熱伝導性,摺動性等に優れており,21世紀を支える有望材料として注目されている。昭和電工株式会社では,信州大学の遠藤教授のご指導下,1982年からCNT『VGCF^[○!R]』の開発,応用展開を行って来ているが,ここでは,リチウムイオン二次電池(LIB)用途)への展開状況を紹介する。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 59 (5), 246-249, 2011

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (9)*注記

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