分析化学における数値の取り扱い(ヘッドライン:化学と数学の接点)

書誌事項

タイトル別名
  • 分析化学における数値の取り扱い
  • ブンセキ カガク ニ オケル スウチ ノ トリアツカイ

この論文をさがす

抄録

「はかる」という行為は我々の日常生活に深く浸透しており,それが正しいという前提で世の中が成り立っている。自然科学においても,あらゆる測定に数値はつきものである。しかし,正しくはかることは決して容易ではない。また分析化学において,測定値が分析値であると思っている人が多い。測定値とは実験者がはかって得た数値にすぎない。それらに様々な検討を加えて,測定値の信頼性を考察して数値を丸めて整理し,最終的に提示するのが分析値である。測定値を分析値にするのは実験者の仕事である。

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 59 (9), 442-445, 2011

    公益社団法人 日本化学会

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ