日本産クワガタダニ類の概観と南九州から採取されたクワガタダニ属の一新種

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タイトル別名
  • A review of <i>Tectocepheus</i> Berlese, 1896 (Acari: Oribatida: Tectocepheidae) from Japan, with a new species from southern Kyushu
  • A review of Tectocepheus Berlese, 1896 (Acari: Oribatida: Tectocepheidae) from Japan, with a new species from southern Kyushu

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説明

これまで日本から報告されたクワガタダニ類の 11 種類の再検討を試みた．加えて，南九州産の新種サツマクワガタダニ Tectocepheus satsumaensis n. sp. を記載した．この新種は，カ コイクワガタダニのような吻上板を持つ．しかし，胴背毛には 2 型ある，そして背面，腹板，脚基窩　I，II，生殖門板内側中央部分， 肛門板外側部分， 及び第 II 脚，III 脚，IV 脚の腿節と転節の分泌物皮膜の顆粒は大きく丸く黒ずむ，という点でこれらの 2 種は区別できる（形態用語は鈴木，1977による）． 合計 12 種類のクワガタダニ類の主要な形態的特徴を表 3 に提示した．

収録刊行物

  • Edaphologia

    Edaphologia 101 (0), 7-26, 2017

    日本土壌動物学会

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